昨日の記事に書ききれなかったことなど掲載しておきます。
<七ツ釜の通過シーン>結構川から高さがあります。

見下ろすとこうです↓
(余り迫力は伝わりませんが。。。)
<靴> 今回あえて登山靴で挑みました。が、これが大失敗でした。重装備で長時間山道を歩くには最も優れた靴ですが、コケでぬめった岩を歩いて行くのは向いていません。17年ほど履き続けている愛着がある靴なので、『登山中に谷沢を遡行することになったら、このオールラウンドシューズはどこまで使えるか?』というシチュエーションを想定してチャレンジしてみたのですがダメでした。もちろん注意して足を置けば進んでいくことは出来ますが、かなり神経を使うことになります。
やっぱり渓流釣り用のフェルト底の靴を準備しておくべきでした。
コレもおすすめ
<インストラクター> とにかくインストラクターの方々の、山伏や忍者を思わせる身のこなしには驚きました。私たち参加者がびくびくしながら鎖につかまっていると、その上の道無き山の斜面をすたすたと移動していってしまいます。詳しくは聞きませんでしたが、キノコ狩り、山菜狩りなどの山レジャーのプロ(?)だと思いました。
<動植物の宝庫> 途中で立ち止まって休憩していると、足元の水たまりで動くものがありました。良く見ると
ガマガエルが水中で足をばたつかせていたのでした。ガマガエルなど久しぶりに見るので手にとってみたりしましたが、その後の道中で5匹くらい目撃しました。その他、
モリアオガエルの卵塊や
カジカガエルも頻繁に目撃しました。水たまりには必ずと言っていいほど大量のオタマジャクシが泳いでいました。ここはカエルの楽園のようです。
モリアオガエルの卵塊
水たまりにはオタマジャクシ
また、
クロアゲハと何度も出会いました。ここには幼虫のエサとなる木があるのでしょう。
谷の左右の岩盤にはコケが生えていました。そしてそのコケの間からシダ植物や別の木の幼木が生えていました。この渓谷は幅が非常に狭く、滝や落ち込みから舞い上がる水煙が豊富なことから、常に高い湿度を保っています。かなり
マイナスイオンにあふれたエリアだと思われます。

そして雨の後にもかかわらず底まで澄んで見える川のあちらこちらには、人の気配に驚いて右往左往する
ちびアマゴの姿が…。とにかく見事な淵が連続している場所なので、釣りをしたくて仕方ありませんでした。飼い主にお預けを命令されてよだれを流している犬の気持ちがわかりました(笑)。
<参加者について> こんな険しい秘境ツアーにもかかわらず、若い女性から70才くらいの方まで、幅広い年齢層の方が参加されていました。また登山経験者から自然が好きだから参加したというくらいの方まで様々です。住所も地元の千代、飯田市内はもちろん、茅野市や、遠くは東京から参加された方もいました。そんな様々なメンバーでも大きな事故がなくツアーが出来たのも、とにかくサポート部隊(インストラクター)の活躍が大きいです。
ちなみに太めの方は途中で足を痛めて引き返されていました。。。
<装備について>来年参加される方は参考にしてください。
ヘルメット その場で貸与されます。
靴 渓流用フェルト靴かフェルト足袋がベスト!
手袋 滑り止め付き軍手か渓流用手袋。指先がカットされていないものがよいです。
ズボン 足捌きがよいものを選ぶのが重要です。ジャージでも良いでしょう。(インストラクターの方達は山作業の格好そのものでした)
胸まで水につかりますから、ぬれても良い格好である必要があります。
水が深いところはバッグを頭の上に載せて渡渉しますが、転んだら結局ぬれます。携帯電話等は最低でもチャック付きのビニール袋に入れておいた方が良いです。
<ツアー問い合わせ先> 千代公民館 TEL 0265-59-2003
FAX 0265-59-2080
メール iccc11@city.iida.nagano.jp
(参考)今年のツアー開催連絡ページ 定員が少ないですから、興味のある方はお早めに問い合わせて、申し込まれた方が良いでしょう。
その他、このツアーについて質問があったらお気軽にコメントしてくださいね。 (来年の6月頃、検索サイトからこのページにいらっしゃる方がいるかも)
←これをクリック!【人気ブログランキング】に参加中!貴重な体験ができましたよ。テーマ:来て!見て!信州 - ジャンル:地域情報
7月16日に、千代公民館主催の万古(まんご)渓谷沢渉りツアーに参加してきました。
万古渓谷は飯田市千代からに泰阜(やすおか)村へ流れる渓谷で、大変に険しいことで有名です。大小の滝、淵が連続しており、また何カ所ものゴルジュ帯が行く手を阻んでいます。よっぽどの物好きでないと足を踏み入れない、まさに秘境です。全く人の手が入っていない渓流の流れは清冽そのものです。

今回参加したツアーは、万古渓谷のことなら一年を通した川の様子から植物の植生まで隅から隅まで知っているというベテランインストラクターに引率していただいてこの渓谷を遡行してこうというものです。毎年この時期に行われており、天候により中止になったときもありますが今年で17回目になります。
あくまで一般から募集するこのツアーでは、もちろん滝登りや泳ぎといった本格的な沢登りをするわけではなく、基本的には川岸に整備された鎖と足場を伝わって遡行していきます。渡渉ポイントはいくつかありますが、水位はほとんど腰までで、一箇所だけ胸まで水につかって移動する場所がありました。それでもそういった場所は流れが穏やかな場所になっており、極力危険を排除してあります。何カ所かある大滝は右岸を巻いて上がるようにルートを作ってあります。
聞けばインストラクターと公民館関係者の皆さんが先週もここへ来て全線を確認し、鎖と足場を整備されたとのことです。
募集要項の参加条件には“中学生以上の体力に自信のある方”と、さらっと書いてありますが、実際にはもう少し健脚向きです。足場があるとはいえ、垂直な壁を鎖で上り下りする場所などがあります。
とはいえ、そういう場所ではインストラクターの方がサポートしてくれますので安全に通過することが出来ました。

この日は朝から雨がぱらつく天気でした。予報では降水確率が20%以下でしたが、上流部で土砂降りになれば逃げる場所もないゴルジュ帯連続の渓谷です。谷の左右はほとんど垂直に数十mあり、あがっていくことも、降りてくることも出来ないでしょう。
数年前に釣り人が急な増水で立ち往生したときも、ヘリコプターも入れないし救助隊も近づけないし大変だったそうです。
全行程で休憩も含めて7時間半かかりましたが、鎖場などは順番待ちになり非常にゆっくりとしたペースで進みましたので体力的には問題ありませんでした。

<コースタイム>
7:00に千代小学校を出発して法山地域振興センターで出発式をしました。
8:30 二軒屋を出発 (トイレとキャンプ場あり)
10:30 魚止の滝 (初めの大滝)
12:00 七ツ釜 (大きな淵が連続するポイント)
13:30 不動滝 (2段になっており、正面から見ると逆くの字に見える)
16:00 唐沢の滝着
唐沢の滝のすぐ上に唐沢大橋があり、そこまでマイクロバスが迎えに来てくれました。
魚止めの滝
不動滝
細い回廊のような渓谷を黙々と歩いていると突然大きな滝が現れます。非常に変化に富んだ行程で、楽しんでいるうちにあっという間に唐沢の滝に到着していました。
唐沢の滝にて
(こんな豪快な方もいました。私もやれば良かった(笑)) 恐らくいきなり個人で来ても全行程を歩き通すことは難しいでしょう。このツアーに参加して手軽に万古渓谷を体験できたことは幸運でした。
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